『李白』 天 我が材を生ず必ず用有り 天が自分という人間をこの世に生んだのには必ず用、すなわち使命がある。 李白(りはく) 杜甫(とほ)と並んで中国を代表する詩人。701年中国本土からはるか西の土地、砕葉(すいあぶ)(現キルギス共和国のトクマク付近)生まれ。中国全域を旅し、「飲むからには一気に300杯は飲み干さなくては」等「酒仙」とまで呼ばれ酒を愛していたことで知られ、飲酒を礼賛した詩を数多く詠ん...
『橋本 左内』 志(こころざし)を立つ 橋本 左内(はしもと さない) 天保五年(1834)三月十一日現在の福井藩奥外科医(藩医)の長男として生まれる。名は綱紀(つなのり)、通称を左内とし、号を景岳(けいがく)とされた。安政六年(1859)十月七日斬首の刑に処せられた。享年二十六。十五歳の時、偉人英傑の言行や精神を学び『啓発録』を著した。その内容は「去稚心(ちしんをさる)」「振気(きをふるう)」「...
『書経』 備えあれば患えなし 書経 儒教の経書である『五経』の一つ。中国神話に登場する尭・舜から秦の穆公に至る記録をまとめたもの。古代政治における君主と臣下のやりとりが詳細に記され、多種多様な教訓が示されており、史書としても価値が高い。帝王学の名著であり、我が国でも「昭和」や「平成」など年号の出典として採用されている。 神道知識への誘(いざな)ひ 先祖祭り 人生の四大儀式といわれる「冠婚葬祭」。そ...
『今上陛下』 岩かげに したたり落つる山の水 大河となりて野を流れゆく - 宮内庁 平成二十九年歌会始 お題「野」 今上陛下には、平成二十年五月に山梨県甲府市の笠取山に登られ東京都水道水源林を御視察になりました。このお歌は、その折に、多摩川源流となる、岩から滴り落ちる一滴一滴の水とその先の小さな水の流れを御覧になり、その流れゆく先に思いを馳せられてお詠みになったものです。(宮内庁ホームページより)...
『昭和天皇』 ふりつもる み雪にたへていろかへぬ 松ぞををしき人もかくあれ ふりつもる雪にも耐えて色を変えない松のなんと雄々しいことか人もこのようにありたいものだ 神道知識への誘(いざな)ひ おみくじ おみくじは吉凶の占いであり、その時々、年々の指針を決めることに使われます。気になる吉凶の結果ですが、例えば凶とは、占ったことが吉よりも勢いのないことを示します。しかし、たとえ大吉が出ても、「吉は凶に...