『礼記』 戴聖 教うるは学ぶの半ばなり 学びの本質を突いた言葉である。他人に教えるという行為を通じて、自分自身の理解を深め、より高度な知識へと進んでいけるという教訓である。 『礼記(らいき)』 戴聖(たいせい) 戴聖(生没年不詳)は前漢末から新代にかけての儒学者で、『礼記』の標準形を整えた編纂者である。叔父とされる戴聖が編んだ『大戴礼記(だいたいらいき)』八十五篇を整理・簡略化し、四十九篇の『小戴...
『本田 宗一郎』 困れ。困らなきゃ何もできない。 困ったときは何かを変えるチャンスがあると考えよう。安定した状態ではなかなかできない考え方や行動も、困って追い込まれるとやらざるを得なくなる。そのきっかけを逃さないようにしていこう。 本田 宗一郎 本田技研工業株式会社の創立者。祖父や父親の影響で機械が好き、物を作るのが好き、大きな爆発音を立てるエンジンが大好き、自分のやりたいようにやりたがるこどもだ...
『今上陛下』 旅先に 出会ひし子らは語りたる 目見(まみ)輝かせ未来の夢を - 宮内庁 令和七年歌会始 お題「夢」 ご訪問先で県民の方々と触れ合われる中で、子どもたちとお話をされることもあり、その子どもさんたちが、自分の将来の夢について生き生きと話す様子を嬉しくお思いになり、その時のご印象を詠まれたものです。(宮内庁ホームページより引用) 今上陛下 第百二十六代天皇。昭和三十五年(1960)生まれ...
『明治天皇』 わがくには 神のすゑなり神まつる 昔のてぶりわするなよゆめ わが国は、神の後裔である。神を祭るという昔からの習わしを、決して疎かにしてはいけない。『明治神宮365日の大御心』(明治神宮) 明治天皇 嘉永五年(1852)~明治四十五年(1912)。第百二十二代天皇。近代の日本の指導者として、立憲政治の確立、産業の発展、国民教育の普及・文化の向上等に尽くされ、新しい日本の姿を示された。ま...
『上皇陛下』 務め終へ 歩み速めて帰るみち 月の光は白く照らせり - 宮内庁 平成十九年歌会始 お題「月」 宮殿での認証官任命式をお済ませになり、御所へお帰りになる時の情景をお詠みになった御製である(宮内庁ホームページより) 認証官任命式 憲法七条に基づく天皇の国事行為の一つで、天皇陛下の認証を必要とする官吏の任命式です。認証官は国務大臣、副大臣(副長官)、内閣官房副長官、人事官、公正取引委員会委...
『野口 英雄』 人生の最大幸福は円満なる親子・師弟の愛情より切なるはなく 野口 英雄 日本の医師、細菌学者。一歳半の時に左手に大やけどを負うが、恩師・友人・家族の励ましと援助を受けて苦難を克服する。左手の手術により医師のすばらしさを実感し、医学の道を志す。ロックフェラー医学研究所の研究員として主に黄熱病(おうねつびょう)や梅毒の研究に従事して数々の論文を発表、ノーベル賞候補にも三度選ばれた。昭和三...
『荒木田 守武』 世中に 人をそねむは目に見えぬ 鬼よりもたゞおそろしきかな 世の中で人を妬む心は目に見えない鬼よりも恐ろしいことである『世中百首』 荒木田 守武 室町末期の伊勢皇大神宮の禰宜。神職の傍ら俳諧師、連歌師としても知られる。宗祇、宗長らに連歌を学び、『新撰菟玖波集(しんせんつくばしゅう)』に入集。山崎宗鑑と共に連歌から俳諧が独立する基礎を築いた。『世中百首』は平易な教訓和歌集で伊勢論語...
『紀 貫之』 やまとうたは 人の心を種として よろづの言の葉とぞなれりける 「やまと歌」(和歌)は人の心を種としてそれがさまざまな言葉となったものである。 紀貫之(きの つらゆき) 平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。加賀介、土佐守などを歴任木工権守(もくのごんのかみ)に至る。醍醐天皇の勅命で「古今和歌集」撰進の中心となり、仮名序(かなじょ)を執筆。歌風(かふう)は理知的で技巧にすぐれ、心と詞の調和...
『明治天皇』 ちはやふる 神ぞ知るらむ民のため 世をやすかれと祈る心は 御心聡(みこころさと)い神はきっと知ってくださることであろう国民のため安らかな世の中であるようにと祈っているこの心は『明治神宮365日の大御心』(明治神宮) 都内戦災・震災殉難者慰霊祭 毎年、終戦日である八月十五日の午後より関東大震災・東京大空襲で亡くなられた約163,000体のご遺骨が安置されている東京都慰霊堂(墨田区横網町...
『王 陽明』 樹を種(う)うる者は必ずその根を培(つちか)い徳を種(う)うる者は必ずその心を養(やしな)う 樹の成長を望む者は 根がしっかりと張るよう初めは余分な枝を切り取り 根に栄養がいくように育てる同じように(学問により)徳を養いたいと望む者は初めにしっかりと志を立て 余計な事に気が取られないようにしなければならない 王 陽明(おう ようめい) 中国、明代中期の儒学者・政治家。名は守仁(しゅじ...