生命の言葉と戌の日|令和7年7月

『王 陽明』

樹を種(う)うる者は必ずその根を培(つちか)い
徳を種(う)うる者は必ずその心を養(やしな)う


樹の成長を望む者は 根がしっかりと張るよう
初めは余分な枝を切り取り 根に栄養がいくように育てる
同じように(学問により)徳を養いたいと望む者は
初めにしっかりと志を立て 余計な事に気が取られないようにしなければならない

王 陽明(おう ようめい)

中国、明代中期の儒学者・政治家。名は守仁(しゅじん)、陽明は号。武将として数々の武功をたて、学者としては朱子学に批判的な立場をとった。
その思想は「心即理(しんそくり)」「知行合一(ちこうごういつ)」などの原理をたて、実践を重んじる陽明学の創始者となった。

神道知識への誘(いざな)ひ

お盆

「お盆」とは仏教由来の行事のように考えられがちですが、正月行事などと同じように、古くから伝わるわが国固有の先祖祭りの行事です。
お盆には墓参りをしてオガラという麻の芯を燃やす迎え火を焚き、先祖の御霊(祖霊)を家に招き日頃よりお守りくださる祖霊へ家族で感謝し、ご馳走を共にいただきます。
そして御先祖にお帰りいただく時には送り火を焚いたり灯篭流しをして一年の無事を祈ります。お盆は日本人にとって大事な行事です。

神社は心のふるさと 未来に受け継ごう 「美(うるわ)しい国ぶり」

7月の「戌の日」| 4日(金)・16日(水)・28日(月)