夏越し大祓神事のご報告

平成29年6月29日(木) 午後5時より斎行致しました。

 

大祓式とは...

普段の生活の中で知らず知らずのうちに犯した過ちや罪、または不意の病気や怪我などの穢れを祓い清め、明日からの生活を元気に明るく過ごせるよう神様にお祈りする神事です。

穢れとは「氣が枯れる」ともいい、身体の中の氣力や元気の元である「氣」が衰え、弱くなった状態のことです。
これら罪やその枯れた氣をお祓いし、元気な状態にして清々しいお気持ちで明るく元気に毎日を過ごせるよう祈りをささげます。

この大祓式は平安時代から続く神事で、一年を半分に分けて、6月末日を夏越しの大祓、12月末日を年越しの大祓といい、日本全国の神社で斎行されております。

当社の夏越しの大祓は午後5時より神職とともに茅の輪をくぐり、皆様と「大祓詞(おおはらえのことば)」を唱え、人の形をした「人形(ひとがた)」に罪穢れを遷して、祓い清めます。

なお、当社では、6月29日に斎行しています。

-----
【茅の輪】(ちのわ)

チガヤで作った輪の事を言います。
束ねた茅(かや)の輪をくぐる茅の輪くぐり神事は、全国の神社でおこなわれています。

茅の輪をくぐることで禊(みそぎ)をして穢れ(けがれ)を祓い、災難を予防する為のものです。特に、この梅雨の時期から夏にかけては、疫病除けに茅の輪が有効と考えられていたようです。

そして、茅の輪くぐり神事は独特の作法があります。
まず、茅の輪を正面から入って左へまわり、また正面からくぐって右へまわり、もう一度正面から左にまわってくぐります。
つまり、横八の字に、三度くぐります。これは夏に流行しがちな悪疫(あくえき)を除けるための儀礼であると言われています。

夏越し大祓神事の風景